辺野古ぶるーのブログ

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「民意・自治・尊厳を守り抜く 4.14 沖縄県民大集会」

2024年4月14日 11:00~ 名護市瀬嵩の浜にて
辺野古新基地をつくらせないオール沖縄主催

 

 海上行動チームも参加しました。
 動力船の平和丸、不屈、翔也丸(船長6人、乗船者3人)、カヌー🛶15艇
 カヌーメンバーの15人は、会場である瀬嵩の浜に10時前には到着して、ゴミ拾いから行いました。開始30分前になる頃から、続々と人が集まり賑わいはじめた頃、海上にカヌーを浮かべて、プラカードを掲げたり、カヌーをつなげ筏状態をつくり、大型のバナーを掲げるなどのアピール行動を行いました。

 集会には急な日程変更にも関わらず1800人が参加し、各団体の代表や国会議員のあいさつ、琉球大学の徳田教授による代執行判決の批判などに加えて、沖縄県知事である玉城デニー氏自らが登壇して、辺野古に基地をつくらせない強い決意が述べられました。
 そして何よりも良かったのが、海上行動チームからの報告の時間もあり、代表してカヌーメンバーのMさんがその想いを多くの人に届けることができたと思います。
 Mさんは参加者に対して、「一緒に行動してくれる仲間を募集していること」「辺野古の海の美しさに興味を持って欲しいこと」「そして自分ができることを考え実行して欲しいこと」などを、優しい口調ながらも力強いメッセージを届けてくれました。会場からは大きな拍手が送られたり、うなずく人々の姿があったりと、Mさんの想いが届いたと感じることができました。

 他にも、カヌーメンバーへ質問や励ましの言葉があったり、カヌーでの行動に一緒に参加したいと言ってくれたりする人もいて、海上行動チームとして参加ができとてもよかったと思います。

Mさんのスピーチは、Facebookに記されています。
https://www.facebook.com/share/p/C4mRFZcwvQNYtk5N/?mibextid=WC7FNef:id:henokoblue2023:20240416220715j:image
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4.25辺野古・大浦湾 海上大行動

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4.25辺野古・大浦湾 海上大行動

主催:へリ基地反対協・海上行動チーム


◆日時/2024年4月25日 10時~
◆場所/辺野古崎弾薬装填場計画区域前

※当日の海況により変更される場合があります。

 

ヘリ基地反対協HPご参照
・ヘリ基地反対協HP
 https://lovehenoko.org/
辺野古ぶるーブログ
 https://henokoblue.hatenablog.com/

 

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TEL: 080-6494-4915

 

-辺野古新基地建設着工から丸7年-

 

本部半島の森や山がダイナマイトで破壊され跡形もなく消えてゆく
運ばれてきた土砂や粉塵まみれの石材が 生きものたちの賑わう海へと投げ込まれる
そして地方自治と民主主義が国に抹殺された大浦湾の代執行
青い海を ひどく濁らせ サンゴ礁広がる希望の海を刻々と死に至らしめる
持続可能な地球の未来と大量殺戮でしかない戦争は相反する
軍拡競争から退き断固として暴力を放棄するしかない
生物多様性を次世代へ繋ぎ 世界恒久平和を今こそ沖縄の地から

 

平和のために そして 共に在る命のために

「代執行で危機にある大浦湾のサンゴを見る会」を開催しました

3月16日、海上行動チームは大浦湾の海上ヤード建設現場近くで「代執行で危機にある大浦湾のサンゴを見る会」を開催しました。

 

 

ハマサンゴ

塊状ハマサンゴと小魚

 

 

大浦湾のサンゴをよく知るダイバーのIさんに現場でポイントを教えてもらい箱メガネで海の中をのぞくとそこには見事な塊状ハマサンゴの群集が広がり、小さな魚たちが集まってきていました。

抗議船に乗り込んだ参加者、そしてたまたまこの日見学に来ていた高校生たちも一緒に箱メガネで海中を観察し歓声をあげていました。

海上行動チームにとってもよく来る場所ではありましたが、Iさんの導きのおかげでさまざまなサンゴを観察でき、大浦湾の豊かさを実感した日でもあります。

 

塊状ハマサンゴ

塊状ハマサンゴ



その場でミニ集会も行い、サンゴがここまで育つのに費やされた途方もない年月のことや地球環境にとってもサンゴが重要であることなどが訴えられました。

 

塊状ハマサンゴと小魚

塊状ハマサンゴ



しかしフロートを挟んだ海上ヤードの建設現場では石材の投下が進んでおり、白い粉じんが舞っているのが遠目にも見えます。防衛局は使用する石材を洗浄してから投入すると言っていましたが、その約束が守られているようには見えません。

汚濁防止膜があるとはいえ、サンゴ群集のすぐ近くで行われている工事が海の環境に影響を及ぼす事が懸念されます。

 

大浦湾をありのままに残したい。

そんな思いを新たにした一日となりました。

 

塊状ハマサンゴ

 

 

※掲載写真は水中カメラで撮影。色補正を加えています

3月2日の県民大行動で

3月2日(土)は県民大行動でした。その前日には、大浦湾の工事を代執行で強行しようと国が起こした裁判で、最高裁沖縄県の上告を受理せずに県の敗訴が決まり……国の横暴への怒りから1000人を超える市民が辺野古キャンプ・シュワブメインゲート前に集いました。
集会の中で海上行動チーム・辺野古ぶるーの安里邦夫さんが発言をしました。

 

「…………私たち、海上行動チームは、船を動かす船長とカヌーメンバー、それに浜テントで来訪者に説明するガイドの仲間たちで行動しています。月曜~土曜の朝7時半に集合して、主に辺野古の海で抗議活動を展開しています。最近では週1回ですが、塩川港の採石積み出しに抗議するため、牛歩の闘いにも参加しています。
 
今年の1月10日に大浦湾内の海上ヤードをつくるために、採石の投入をはじめました。当初、12日からの投入と報道でしたが、だまし討ちをし、前倒しではじめています。2月6日からは、辺野古崎付近のK5護岸の工事もはじめています。ここは、6年前まで岩場に近づき、海の中もきれいに観察できた場所です。そこにはイソギンチャクや多様な魚、貝類が生息していました。また、ハマサンゴやシコロサンゴの生息も確認されています。
 
そこに、ダンプで運ばれた大型の石をクレーンで釣り上げ、海に投下します。その時の音は、ゴロゴロゴロ・・・・一番つらいときです。海の中の生物だけでなく、近くで抗議をしている私たちの心の中や、内臓までえぐるような、身体に響く音がします。
「五感をヤスリで削られるような痛み」と表現する仲間、涙を流す仲間、生き物たちに謝る仲間もいます。
 
そんな、つらい現場ですが、なぜ続けることができるのでしょうか?私なりに考えてみました。
 
海上行動は、体力的にキツいです。夏は暑いし、冬は海に落ちると、その後の風でものすごく寒いし、でも、辺野古に来て、カヌーを漕いでいるとき、抗議の声を上げているとき、「自分がここにいる!」「自分自身がここで生きているんだ!」ということを強く感じることができます。
 
これって、何だろうと考えたとき、自分自身がやりたいこと!訴えたいこと!を表現しているんだ。と感じます

この国の憲法は、私に語りかけてきます
「安里君、この表現を続けたいなら努力しなさい。与えられるものではないので努力を続けなさい」と
 
私は辺野古の海で、カヌーをこぎ続けることが自分らしく生きること!自分を表現できることだと、ここ辺野古に来て気づき、学ぶことができました。
 
私の勝手な想像ですが…
安和や塩川での牛歩や、夜遅くまでダンプの数を数えてくれる方々、北部訓練場で米軍に抗議を続けている仲間、沖縄の各地で平和のために闘っている人々、そして本土の方でもスタンディングしている市民、その多くの人々が「自分らしく」生きるために各地で表現しているのだろうと感じるようになりました。
 
自己犠牲的に組織に貢献するのが求められている最近の世の中ですが、未来の見えない短絡的な社会だと思います。
そうではなく、自分を表現できる活動をとおして、自分らしく生きられる、それぞれの個人が充実した人生を送り、お互いを尊重できる社会こそ、成熟した未来のある社会だと思います。
 
辺野古は、そんな場所だと私は確信しています。だから私はこれからもカヌーをこぎ続けます。ここにいるカヌーメンバー、船長もそうでしょう。

最後に、志半ば命を落とした仲間の想いも心にとめながら、明日からまた海に出たいと思います。」

 

今、辺野古・大浦湾では、辺野古崎付近での護岸工事、大浦湾での海上ヤードづくりの為、生きものたちが暮らす海中に連日砕石が投下されています。この写真は2月の末の辺野古崎付近での砕石投下の様子です。

1.12緊急抗議集会 ー大浦湾埋め立てを止めよう!

すでに報道にある通り、1月10日、突如として大浦湾への石材投下が始まりました。

これは海上作業ヤードを造るためのものであり、大浦湾側での代執行後の初の本格的な作業となります。

当初は12日に着工予定であると報道されていましたが、突然2日前倒しされた形です。

10日は海上の風が強く、カヌーメンバーも抗議船の上から抗議を行いました。

 

 

 

着工から2日後の1月12日、ゲート前の県民集会と連帯して海上でも緊急抗議集会が開催されました。

カヌー12艇、抗議船3隻、ゴムボート1隻が参加しました。

 

「沖縄を捨て石にするのもいい加減にしろ」

「ここの工事を市民に知られたくないから、前倒ししてあなた達は恥ずかしくありませんか? 私たちの背後には、日本全国の市民、全世界の人々がいます。その人たちの前で、堂々とやってください。それができないのは、後ろめたいからですよね。そんな工事はやめましょう!」

「みんなが一斉にNO!と一回言えば済むことなのに……(海に向かって)ごめんね」

 

海上メンバーからはウチナーグチも交えて怒りや悲しみに満ちたスピーチが続きます。中には泣きながら訴えるメンバーもいました。

 

 

しかしそんな中、この日の石材投下作業が始まってしまいました。

静かな大浦湾に重機の音が響き渡ります。

 

 



石材を満載した大型船から重機が石材をすくい上げ、汚濁防止膜で仕切られた海中に次々投下していきます。

大型船の上では白い粉塵のようなものが舞い上がっていました。

目の前で大浦湾に石材が投下されるのを見るのはたいへんショックなことでした。

 

 

集会終了後、すぐにカヌーチームはフロートを越えて抗議行動を行いました。

海保に確保された後もプラカードを掲げて抗議の意思を示します。



抗議行動が終わり、抗議船に乗って陸に戻る途中で見た大浦湾は好天の下で美しく輝いていました。

カヌーメンバーの一人が海を眺めながらぽつりと漏らします。

「こんな海を見ながら石材を投下できるなんて信じられない」

 

 

 

一方、ゲート前の集会は主催者であるオール沖縄の想定を上回る900人以上が参加しました。平日にも関わらず、みなどうしても着工を許せずになんとか駆けつけてきたのでしょう。

政府の強硬姿勢は続きますが、まだ多くの人が新基地建設阻止を決して諦めていません。日本全国、そして世界中の皆さん、どうぞこれからも新基地建設阻止のため力を貸してください。

 

 



 

 

一緒に海を守ろう!

辺野古・大浦湾。

辺野古の美しい海の色、そして海の中に多様な地形がある大浦湾ではたくさんの種類の生きものたちが豊かに暮らしています。まだ私たちが知らない生きものたちもきっと暮らしています。

ついに大浦湾の海を壊す工事も始まってしまいました。

海に出て、一緒に声をあげませんか?
まずは抗議船に乗って見学からでもOKです。
お問い合わせ・お申し込みは 080(6494)4915 まで、お気軽にお電話ください。

 

 

【 2024年 新年のご挨拶申し上げます 】

旧年中は「カヌーチーム辺野古ぶるー」へのご支援や声援、本当にありがとうございました。

元旦の本日、ヘリ基地反対協議会主催で、辺野古の浜にて"初うくし“が行われました。

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早朝6:30頃から続々と人が集まり、7:27に雲の切間から、初日の出を望むことができました。海上行動チームはカヌー11艇🛶を海に出し、初日の出を前に「辺野古基地建設を断念させるまで行動を続ける」と強い決意を固めてきました。

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浜では、チーム内の船長を含むたくさんの人々が参加し、三線(サンシン)や琉球舞踊を披露したり、歌を歌ったりと賑やかに過ごすことができました。また、各団体や個人からのあいさつもあり、代執行を行った国のやり方を批判し、玉城デニー知事と共に闘っていくと力強いメッセージが送られました。

餅つきなどの振る舞いもあり、心もお腹も満たされ、良い新年のスタートを迎えることができたと思います。

今年も「カヌーチーム辺野古ぶるー」の活動にご注目いただき、一緒に声を上げていきましょう!