防衛省による地盤改良工事の申請を国が沖縄県に変わって承認する「代執行」訴訟判決で、福岡高裁那覇支部は、沖縄県に承認を命じるという不当判決をくだしました。
これにより、まだ軟弱地盤の課題も解決されず完成の見通しすらないまま、大浦湾側の工事が進んでしまうという状況となります。
辺野古海上行動チームは、判決の翌日も寒波の中海上で抗議を行いました。
今回の判決の不当性は、辺野古新基地建設や沖縄だけにとどまりません。地方自治への代執行は前例のない「最後の手段」と言われ、これを犯されることは他の地域でも同様の手段が用いられる自治の侵害の可能性があり、本来三権分立であるはずの司法を後ろ盾に権限を乱用されるおそれを含む、重い不当判決だと受け止めます。
辺野古・大浦の海から、世界へ向けて訴えます。