辺野古ぶるーのブログ

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海のおまつりの動画

6月24日に辺野古海上でひらかれた、2回目の「海のおまつり」のダイジェスト動画です。

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おまつりには、各地から、またカヌーチーム辺野古ぶるーのメンバーから、辺野古・大浦湾への想いが寄せられ、語られました。
その中から、辺野古ぶるーのよっちゃんが辺野古・大浦湾に語りかけたメッセージを以下に掲載します。(この動画の後半で、中略のない全体を視聴できます)

………

辺野古の海、大浦の海、ありがとう。私はこの海が大好きです。
この海に初めて来た時、身体も心もボロボロだった。
「ヤグラにお弁当届けるから」って、生まれてはじめてウェットスーツを着て連れて行かれたのがあの3番ヤグラ。初めて見る海の青さだった。私はこの海から息を吹き入れられて今、あります。……中略……
「沖縄はどうね」と聞かれて「いい島ですね」と答えたら「いい島だけど大変な時に来たね。でも、一緒にいい島にしていきましょうね……」そのひとことに、侵略者である私は、痛みながらも受け入れられて、そのひとことに救われて、今ここにいます。……中略……
基地のない、基地を作らせない、そしてこの海を守る、海に座り込む人たちの願いと夢。これが私の夢となりました。海に座り込む人たちの仲間に加えていただいて、単管に座るようになりました。……中略……海に入りました。海の中を見ました。黄色や青や小さいのや大きいのやサンゴや見たこともない魚たちがいっぱい……。フロートも護岸もなくて警備員もいない、ミサイルもないのに、海の中はみんな命が輝いています。「平和= Living in Harmony」それを海の生き物たちに教えてもらいました。……中略……
やがて見えてくるリーフの沖合に調査船を追いかけて行って潜りました。今まで私が見ていた辺野古ブルーの青さではなく、もっともっと蒼く、私の身体がすごく熱いはずなのにヒヤっとしました。自分の限界と、人間が立ち入ってはいけない、触れることのできない海の世界があることを知りました。……中略……
そんな矢先、私たちの大好きなルリイロスズメダイの上に鉄板が落とされ、大好きなサンゴたちの上にトンブロックが落とされ、私たちが休憩場所にしていた辺野古崎が崩され、言葉を失いました。人間の仕業のなんと酷いことか。でも、私たちよりももっと震えていたのは海の中の生きものたち。78年前、あの時と同じ恐怖を、いや、もっと怖い思いを、この海は、この海の生きものたちはずっと抱えながら生きています。   
私たちはどんなに生きても100年かそこら。この海の命の瞬きするもない短さの中で、みんな一人一人海から命をもらって海に養ってもらって今ここにあるのに、なんで?なんで?という思いを抱えています。だけどこの海はそんな私たちを一日も、たった一日も蹴飛ばすことなく、大きく手を広げて何も持たずに私たちを受け入れて一緒になって生きてきてくれています。
辺野古の海、大浦の海、私は何と言ってあなたに返したらいいのかわかりません。
あなたが教えてくれたLiving in harmony、この島、この海、ここに息づく多くのマブイたちが心の底から叫んでいる「命どぅ宝」その言葉にその想いに心を強められて、そして毎日「Go in peace、平和に出かけていきなさい」と背中を押されて、みんなとここにいます。
辺野古の海、大浦の海、ありがとう。私はこの海が大好きです。

(2023/6/24  辺野古ぶるー よっちゃん)