3月16日、海上行動チームは大浦湾の海上ヤード建設現場近くで「代執行で危機にある大浦湾のサンゴを見る会」を開催しました。
大浦湾のサンゴをよく知るダイバーのIさんに現場でポイントを教えてもらい箱メガネで海の中をのぞくとそこには見事な塊状ハマサンゴの群集が広がり、小さな魚たちが集まってきていました。
抗議船に乗り込んだ参加者、そしてたまたまこの日見学に来ていた高校生たちも一緒に箱メガネで海中を観察し歓声をあげていました。
海上行動チームにとってもよく来る場所ではありましたが、Iさんの導きのおかげでさまざまなサンゴを観察でき、大浦湾の豊かさを実感した日でもあります。
その場でミニ集会も行い、サンゴがここまで育つのに費やされた途方もない年月のことや地球環境にとってもサンゴが重要であることなどが訴えられました。
しかしフロートを挟んだ海上ヤードの建設現場では石材の投下が進んでおり、白い粉じんが舞っているのが遠目にも見えます。防衛局は使用する石材を洗浄してから投入すると言っていましたが、その約束が守られているようには見えません。
汚濁防止膜があるとはいえ、サンゴ群集のすぐ近くで行われている工事が海の環境に影響を及ぼす事が懸念されます。
大浦湾をありのままに残したい。
そんな思いを新たにした一日となりました。
※掲載写真は水中カメラで撮影。色補正を加えています